伝統工芸士(現代の名工)により
明治期のイシモ型狛犬を復刻

石茂型狛犬は、長く流れる巻き毛のタテガミと、広く大きな尻尾に特徴があります。筋肉隆々の躍動感あふれる姿に精悍な顔。でも少しユーモラスな表情が魅力です。石茂型狛犬は代々襲名されてきた芳村茂右門の彫刻ですが、特に明治期の三代目、四代目の作品が多く遺されています。北野天満宮の楼門前の狛犬を始め、境内には合計四対。他、上御霊神社、敷地神社、宗忠神社等にも現存しています。弊社では、この伝統的な石彫刻の復刻を平成二十五年より進めています。
令和から未来へ、
つなぐ伝統の形と匠の技。
北野天満宮・楼門前石茂型(明治39年)
茂右衛門の刻字
粘土模型の制作
オーダーメイドの石彫は場合により、石で制作する前に粘土で模型を制作いたします。
星取り技法
星取り技法は、粘土で制作した模型から正確に石へ形を写す技法です。
復刻石茂型(店頭)
本社前狛犬
宗忠神社
島根県産来待石を使用。既存の狛犬をモデルに新しく制作しました。
PLAN&DO
ISHIMO
石茂型狛犬は、弊社のシンボルとなる石像です。石茂型の復刻には、石の伝統工芸士と石像作家が関わりました。
始めに現存する狛犬の採寸と写真撮影によりデータを集取し、粘土で原型を製作。
その形を星取り技法で綿密に石へ転写した上で、大胆かつ繊細な匠の技により彫刻されました。
最初の狛犬は弊社店頭に鎮座され、その後、京都市内外の神社や一般のお客様、海外へもお納めしております。
明治、大正、昭和、平成、令和。時を超えるほどに、深まる価値。